〜グラスウールの7倍の熱容量。「蓄熱」が北杜市の冬を攻略する〜
家づくりを検討する際、「断熱等級」や「Ua値」といった数字に目が向きがちです。北杜市の厳しい冬を乗り越えるために、私たちが標準とする「HEAT20 G1」という基準は非常に重要ですが、実は「家の暖かさ」は断熱材の厚みだけで決まるわけではありません。
結論から言うと、無添加住宅が採用する素材は、断熱性能のポテンシャルを「蓄熱」によって最大化させる最強のパートナーです。
今回は、代表であり大工の私、田中が、現場で日々感じている「蓄熱と断熱の相乗効果」について。なぜ私たちの建てる家が、数字以上の温もりを感じさせるのか、その科学的な理由をお話しします。
1. セルロースファイバーは「天然の蓄熱体」。グラスウールの7倍の力
断熱材の役割は、一般的に「熱を遮ること(断熱)」だと思われがちですが、実はもう一つ大切な指標があります。それが「熱容量(蓄熱性能)」です。
温度変化を「いなす」圧倒的な重量感
私たちが新築や大規模リノベーションで推奨する「セルロースファイバー」は、天然の木質繊維でできています。この素材の最大の特徴は、一般的なグラスウールと比較して約7倍もの熱容量を持っていることです。
グラスウールが「熱を通さないだけの軽い壁」だとしたら、セルロースファイバーは「熱をたっぷり貯め込める厚い防波堤」です。日中の太陽熱を壁がじわじわと吸収し、太陽が沈んだ後にその熱をゆっくりと室内へ放出する。この「蓄熱」の働きがあるからこそ、暖房を止めた後も室温が急激に下がらず、G1という数値を遥かに超えた安定した暖かさが持続するのです。
2. 「湿度」が体感温度を左右する。漆喰の調湿マジック
温度と同じくらい重要なのが「湿度」です。同じ20度の部屋でも、湿度が30%の時と50%の時では、人間が感じる「暖かさ」は全く異なります。
湿度を味方につける、漆喰の呼吸
無添加住宅の「オリジナル漆喰」には優れた調湿性能があります。冬の乾燥しがちな北杜市においても、漆喰が湿度のバランサーとなり、適度な潤いをキープします。 G1レベルの断熱×セルロースファイバーの蓄熱で「温度」を確保し、さらに漆喰が「湿度」を最適に保つ。この相乗効果こそが、エアコンの設定温度を上げすぎなくても「なんだか温かいね」と感じる、数値には現れない心地よさの正体です。
3. 無垢のパイン材が解決する「足元の冷え」
断熱性能が高い家でも、床材が合板(ラミネート)だと、足裏に触れた瞬間に体温が奪われ「ヒヤッ」と感じます。これは素材の「熱伝導率」の差です。
針葉樹の空気が断熱層になる
私たちが標準で採用する「パイン材(松)」は、細胞の中にたっぷりと空気を含んでいます。この空気が天然の断熱材となり、足裏の熱を奪いません。 G1レベルの床下断熱で床自体の温度を上げ、さらにパイン材の柔らかい温もりで足元を包む。北杜市の底冷えを解決するのは、断熱スペックだけでなく「直接肌に触れる素材の選択」なのです。
4. 代表・田中が「現場の密度」で性能を担保する
これらの素材の力を引き出すには、大工の確かな施工が欠かせません。 特にセルロースファイバーは、壁の中にパンパンに、隙間なく高い密度で吹き込むことで初めてその蓄熱・断熱性能を発揮します。私は現場監督として、その充填密度に妥協がないかを厳しく管理しています。
私は毎日のLINE報告を通じて、こうした素材の施工風景をお施主様にお見せしています。 「今日はセルロースファイバーを規定の密度でしっかり吹き込みました。これで冬の蓄熱性能は完璧です」 「漆喰の下地が完成しました。これからこの壁が、湿度をコントロールする『呼吸する膜』になります」 完成してからでは見えなくなる「壁の中の密度」こそが、無添加住宅の性能を支える根拠であることを伝えています。
リフォームされたお客様の声→https://maps.app.goo.gl/hhyHSAonfYeCrGLq9
5. 結論:数字を「暮らしの質」へ変換するために
HEAT20 G1という基準は、あくまで「目標」に過ぎません。その目標を、本当の意味で「家族が笑顔になれる快適さ」へ変換してくれるのが、セルロースファイバーの蓄熱力であり、漆喰や無垢の木の生命力です。
オーバースペックな設備に頼るのではなく、素材が持つ「熱を貯める力」を借りて性能を底上げする。 それが、北杜市の自然に寄り添い、家計にも体にも優しい、ShozenDesign流の「高性能住宅」のあり方です。
「数字以上の暖かさ」の理由、現場で確かめませんか?
カタログや図面だけでは分からない、セルロースファイバーと漆喰が生み出す「独特の空気感」。 私たちは、建築中の現場や完成したお宅で、その圧倒的な心地よさを体感できる機会を設けています。
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ShozenDesignのLINE公式アカウントでは、代表・田中が現場で解説する「グラスウールとセルロースファイバーの違い」や、最新の現場進捗を定期的にお届けしています。 「今のプランで本当に暖かい?」「蓄熱性能についてもっと詳しく知りたい」といったご質問も、チャットから代表へ直接お送りいただけます。 数値に流されない、本質的な心地よさを。ShozenDesignと一緒に追求していきましょう。




