〜北杜市で「後悔しない」ために知っておきたい、本当の断熱の物差し〜
家づくりの打ち合わせが進むと、必ず出てくる「ZEH(ゼッチ)」や「HEAT20 G1」といった言葉。「どちらも省エネに良さそうだけど、結局何が違うの?」と戸惑われる方も多いのではないでしょうか。
特に、冬の冷え込みが厳しい北杜市では、この基準選びを間違えると「高性能な家を建てたはずなのに、冬が寒い……」という悲しい結果を招きかねません。
今回は、代表であり現場監督の私、田中が、これら2つの基準の違いを、難しい計算式は抜きにして、大工の視点から分かりやすくお話しします。
1. ZEH基準は「エネルギーの収支」、G1は「体感の温度」
まず、この2つの基準は「見ている先」が違います。
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ZEH基準: 「使うエネルギー ≦ 創るエネルギー(太陽光など)」を目指すものです。つまり、「お財布には優しいけれど、必ずしも『最高に暖かい』ことを保証する基準ではない」ということです。
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HEAT20 G1: 民間の研究団体が定めた、より厳しい断熱基準です。こちらは「冬の室内温度を一定以上に保ち、健康で快適に暮らすこと」を主眼に置いています。
北杜市のような寒冷地(断熱区分3,4地域など)において、ZEH基準は「最低限のクリアライン」に過ぎません。家族が本当に暖かく過ごすためには、その一歩先の「G1」レベルが必要になります。
2. 「深夜の室温」を想像してみてください
一番分かりやすい違いは、冬の深夜、暖房を切った後の室温です。
ZEHレベルの家
断熱性能がそこそこのため、夜中に暖房を切ると、明け方には室温が10度を下回ってしまうこともあります。朝起きた時の「布団から出たくない」あの感覚です。
HEAT20 G1レベルの家
私たちが標準とするG1レベルでは、深夜に暖房を切っても、明け方の室温をおおむね13〜15度程度に維持することを目指します。 この「数度の差」が、ヒートショックを防ぎ、結露を抑え、家族の健康を守る決定的な差になります。
3. 数値(Ua値)を裏付ける「大工の施工精度」
基準をクリアするには「Ua値(外皮平均熱貫流率)」という数値を下げる必要がありますが、実は数値だけでは語れない「罠」があります。
隙間があれば、数値は意味をなさない
どんなに高価な断熱材を使い、図面上でG1をクリアしていても、現場で断熱材に隙間があったり、気密が漏れていれば、それは「穴の空いたダウンジャケット」を着ているのと同じです。
私は現場監督として、セルロースファイバー、グラスウールなどを壁・天井・床へ充填する際、一ミリの隙間も許しません。 「図面上のG1」を「現実のG1」に変えるのは、大工の丁寧な手仕事です。毎日のLINE報告で私が断熱施工の写真を細かくお送りしているのは、「この家は数値通りの性能を、現場で確実に発揮していますよ」という証明をお見せしたいからです。
4. 無添加素材との「掛け合わせ」が生む相乗効果
ShozenDesignの家づくりでは、このG1レベルの性能に「天然素材」の力を掛け合わせます。
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漆喰の調湿: 適切な湿度を保つことで、同じ室温でも体感温度が上がります。
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無垢材の蓄熱: 床や壁が太陽の熱を蓄え、足元の冷えを解消します。
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米のり・にかわ: 化学物質を排除することで、高断熱ゆえに気になる「空気の質」を清浄に保ちます。
ただ数値が高いだけの「機械的な高性能」ではなく、素材が呼吸する「心地よい高性能」。それが私たちの目指すG1の形です。
5. 結論:北杜市で建てるなら「G1」をベースに
これからの時代、ZEH基準は当たり前のものになります。 しかし、移住後の豊かな暮らし、そして長く続く安心を考えるなら、ぜひ「HEAT20 G1」という物差しで家づくりを考えてみてください。
「光熱費を抑えること」と「家族が健康でいられること」。 この両立を、大工の知恵と天然素材、そして確かな断熱性能で実現していきます。
「G1レベルの家」の暖かさ、実際に体感してみませんか?
言葉や数値だけでは伝わらない「底冷えのなさ」や「空気の柔らかさ」。 ShozenDesignでは、G1レベルをクリアした建築中の現場や、実際に冬を越されたお施主様宅の見学を随時承っています。
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