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甲斐駒ケ岳からのひとこと

 

 

 〜「逃げ場のない空気」を救うための機械換気と、私たちが目指す本物の健康〜

現在の住宅づくりにおいて、「24時間換気システムの設置」は法律(建築基準法)で義務付けられています。新築の家に入ると、どこからか常に「コー」という小さなファンの音が聞こえてくるはずです。

でも、少し不思議に思いませんか? 昔の日本の家には、そんな機械はありませんでした。 実は、この24時間換気が義務化された背景には、現代の建材、特に「合板(ベニヤ)」や「集成材」に使われる接着剤が深く関わっています。今回は、代表であり大工の私、田中が、建築業界の皮肉な歴史と、ShozenDesign(ショーゼンデザイン)が接着剤にまでこだわる真の理由をお話しします。


1. 「安くて便利」が生んだ、目に見えない毒

戦後、日本の住宅は「効率」と「コスト」を最優先に進化してきました。その立役者が、薄い板を接着剤で貼り合わせた「合板」や、木材を継ぎ合わせた「集成材」、そして安価な「ビニールクロス」です。

接着剤から消えない「化学物質」

これらの建材を形作るために不可欠だったのが、安価で強力な合成接着剤でした。しかし、この接着剤からは、人体に有害なホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物(VOC)が長期間にわたって放出され続けます。 かつての隙間だらけの家ならまだしも、アルミサッシの普及で「高気密」になった現代の家では、これら化学物質の逃げ場がなくなってしまいました。その結果、住む人が頭痛や目まいの症状を訴える「シックハウス症候群」が社会問題となったのです。

2. 「換気しなければ住めない家」という皮肉

2003年の法改正により、すべての住宅に24時間換気システムが義務化されました。 一見、健康のための良い取り組みに聞こえますが、本質を突けばこうなります。 「家の中から常に毒(化学物質)が出続けているから、機械で強制的に薄めないと病気になってしまう」

これが、現代建築が抱える大きな皮肉です。 「高断熱・高気密」を目指して家を密閉した結果、自らが出す有害物質で空気が汚れ、それを外へ逃がすために、せっかく温めた(冷やした)空気を機械で捨て続けなければならない。大工として現場に立ち続けてきた私は、この矛盾に強い違和感を抱いてきました。

3. 「米のり」と「にかわ」が、義務化の意味を変える

ShozenDesignが「無添加住宅」という選択肢を大切にしているのは、この皮肉な循環を根源から断ち切りたいからです。

毒を出さない、という当たり前

以前の記事でお話しした通り、私たちの集成材は「米のり」で接着され、現場での床貼りには「にかわ」を使用します。

  • 米のり: お米を練り上げた、1000年前から続く接着の知恵。

  • にかわ: 動物のコラーゲンから抽出した、自然に還る接着剤。

これらには、シックハウスの原因となる化学物質が一切含まれていません。 もちろん、現在の法律上、私たちの家にも24時間換気は設置します。しかし、私たちの家における換気は「毒を逃がすための避難措置」ではなく、「新鮮な外気を取り入れ、漆喰が洗った空気を循環させるための補助」に変わります。機械が止まったとしても、そこには「深呼吸できる空気」が守られ続けているのです。

4. 代表・田中が「現場のニオイ」をLINEで伝える理由

私は、新しい家特有の「あのニオイ」が苦手です。あれは「新しい家の匂い」ではなく、「化学物質のニオイ」だからです。

私の現場では、毎日のようにLINEで進捗をお伝えしていますが、写真と一緒に必ず「空気感」についても触れるようにしています。 「今日の現場は、パイン材の香りと、湯煎したにかわの微かな香りが混ざり合って、本当に気持ちが良いですよ」 「化学物質過敏症の方が見学に来られましたが、『ここならずっといられる』と仰ってくださいました」

お施主様には、数値(F☆☆☆☆など)だけでなく、現場に漂う「本物の空気」を信じていただきたい。そのために、私は今日も接着剤一つにまで目を光らせ、現場の純度を守り続けています。

リフォームされたお客様の声https://maps.app.goo.gl/hhyHSAonfYeCrGLq9

5. 結論:機械に頼る前に、素材を見直す

24時間換気というシステムは、現代の家づくりが生んだ、いわば「必要悪」への対抗策でした。 でも、もし家そのものが、住む人の健康を脅かすものを出さないとしたら? もし漆喰が、空気中の汚れを自ら吸着・分解してくれるとしたら?

機械の力で無理やり解決するのではなく、素材が持つ本来の優しさを活かして、自然に呼吸する家を作る。 北杜市の美しい空気の中で、その空気よりもさらに綺麗な室内環境を、私たちと一緒に目指してみませんか。


「機械に頼らない空気」の質、体感してみませんか?

カタログのスペック表では分からない、現場に漂う「空気の柔らかさ」。 ShozenDesignでは、米のりやにかわ、漆喰をふんだんに使った建築中の現場見学会を随時開催しています。

▼ LINE公式アカウントで「本物の無添加体感会」情報をチェック! ▶ LINE公式アカウント:https://lin.ee/vl67O2l

ShozenDesignのLINE公式アカウントでは、代表・田中が解説する「なぜ24時間換気が必要になったのか」の裏話や、無添加素材が空気を洗う仕組みを詳しく配信しています。 「アレルギーがあるから、接着剤までこだわりたい」「今の家の空気が気になる」といったご相談も、チャットから代表へ直接お送りいただけます。 法律をクリアするだけでなく、家族の命を守る家。ShozenDesignと一緒に、本物の深呼吸を始めましょう。