〜「雪かき」への不安を「冬の楽しみ」に変える、賢い家づくりの知恵〜
「山梨県北杜市に移住したいけれど、冬の雪かきが大変そうで……」 移住相談を受ける際、必ずと言っていいほど聞かれるのがこの質問です。確かに「山梨=山」というイメージから、膝まで埋まるような大雪を想像される方も多いかもしれません。
しかし、実際にこの土地で家を建て続けている私、田中の実感としては、北杜市の雪は「付き合い方」さえ知っていれば、それほど恐れるものではありません。むしろ、パッシブ設計を正しく取り入れれば、雪は冬の暖かさを助けてくれる味方にさえなります。
今回は、北杜市のリアルな雪事情と、ShozenDesign(ショーゼンデザイン)が設計で配慮している「雪対策」についてお話しします。
1. 北杜市の雪は「量は少ないが、質は重い」
まず知っておいていただきたいのは、北杜市は日本海側の豪雪地帯とは異なり、冬の間ずっと雪が降り続くわけではないということです。
日照時間日本一の恩恵
北杜市は「日照時間日本一」を誇る地域です。雪が降っても翌日には真っ青な空が広がり、強い日差しが降り注ぎます。
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雪の頻度: ワンシーズンにしっかり積もるのは3〜4回程度。
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雪の質: いわゆる「南岸低気圧」による雪が多く、水分を含んで重いのが特徴です。
「ずっと雪景色」ではなく、「たまに降るけれど、すぐ溶ける」。これが北杜市の雪の正体です。ただし、重い雪は建物やカーポートに負担をかけるため、大工としての構造計算には一切の妥協が許されません。
2. パッシブ設計が解決する「雪の落とし穴」
ShozenDesignが提唱するパッシブ設計(自然エネルギーを活用する設計)において、雪は「窓」と「屋根」の配置を決める重要な要素になります。
直射日光を遮らない「雪の置き場」
せっかく南側に大きな窓を作って太陽熱を取り込もうとしても、軒から落ちた雪が窓を塞いでしまっては意味がありません。 私たちは、屋根の勾配を工夫して雪が落ちる方向をコントロールし、窓の前に雪が溜まらないような外構計画をセットで提案します。 また、地面に積もった白い雪は、鏡のように太陽光を反射して室内にさらなる光を届けてくれます。G1性能の断熱材で包まれた室内なら、雪の照り返しによる熱さえも貴重な暖房エネルギーとして取り込むことができるのです。
3. 整理収納プランナーが考える「雪国仕様」の玄関
雪の日のストレスは、実は「家の中」で発生します。濡れたコート、長靴、雪かき用のスコップ。これらが玄関に溢れると、せっかくの無添加住宅の美しさが損なわれてしまいます。
整理収納プランナーによる「汚れを入れない」動線
私たちは、整理収納プランナー・住まい方アドバイザーの視点から、雪の日専用の動線を設計します。
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広めの土間収納: 濡れたままの防寒着を掛け、スコップをサッとしまえる場所。
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漆喰の調湿効果: 濡れたものが玄関にあっても、漆喰が湿気を吸い取り、生乾きのニオイを防ぎます。
外から帰ってきて、雪の付いたものを一歩もリビングに持ち込ませない。この動線設計があるだけで、雪の日の負担は劇的に軽くなります。
4. 代表・田中が「屋根の様子」をLINEで送る理由
大雪が降った日、私は真っ先にお施主様の現場へ駆けつけます。
「今日の雪で屋根にどれくらい積もったか、写真で送ります。この勾配なら、明日の日差しですぐに滑り落ちるはずですので安心してください」
こうした報告をLINEでお送りするのは、北杜市の冬を初めて経験するお施主様の不安を取り除きたいからです。建物が雪に対してどう踏ん張っているのか、大工の目で確認し、リアルタイムで共有する。この繋がりにこそ、私たちの「責任」があると考えています。
5. 結論:雪を「克服」するのではなく「楽しむ」
雪が降ると、北杜市の景色は一変し、息を呑むほど美しくなります。 パッシブ設計で暖かく保たれた室内から、パチパチと音を立てる薪ストーブ越しに雪景色を眺める時間は、都会では絶対に味わえない極上の贅沢です。
雪かきは、ちょっとした冬の運動。 家がしっかりと守ってくれるからこそ、雪を厄介者ではなく、季節のスパイスとして楽しむ余裕が生まれます。
北杜市の厳しい、けれど美しい冬。 ShozenDesignと一緒に、雪さえも味方につける最高の住まいを作ってみませんか。
「北杜市の冬のリアル」、もっと知りたい方はこちら!
実際の積雪量はどのくらい? 車のタイヤはどうしてる? 北杜市に住む大工・田中と、
暮らしを支える整理収納プランナー・住まい方アドバイザーが、移住前に知っておきたい「冬の心得」をお伝えします。
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