暖かい住まいは、断熱、気密、換気が揃わなければいけません。
セルロースのことをブログで書いたので、今回は断熱材のことを書いてみます。
様々な断熱材の種類は考えずに、断熱性能について考えてみたいと思います。
断熱材は厚みではなく、熱の抵抗値=R値が大事です。
※熱抵抗値:値が大きいほど熱が伝わりにくいこと
建築屋さんの多くは、壁の断熱材を10㎝か10.5㎝断熱材を施工しているので
壁の断熱材は、基準値をクリアしていることが多いと感じます。
※高性能グラスウール16K(区分C 0.038)熱抵抗値2.2以上
屋根や天井の断熱を考えた場合には、熱抵抗値4.6(天井4.0)以上必要です。
壁と同じ断熱材を使用した場合、最低17.5㎝ほどの断熱材を使用しないといけないので
必然的に2重に断熱材を施工しなくてはいけません。(種類によっては18.5㎝の断熱材もあるようです)
要は、壁の断熱材よりも屋根の(天井)の断熱材は必ず厚くなくてはいけません。
反対に薄い断熱材でも高い断熱性能を持って断熱材もあります。
発砲プラスティック系断熱フェノールフォーム保温板(区分F 0.020 )だと
壁の断熱材5㎝、屋根の断熱材10.5㎝で最低ラインの熱抵抗値をクリアします。
以上のことから厚さではなく、熱抵抗値によって建物の暖かさが決まってきます。
色々な種類の断熱材があるので、
どの断熱材を使用するかは建築屋さんによって異なります。(断熱の考え方も様々です。)
そこでどのくらいの暖かさを考えているか、簡単にわかる質問があるので紹介します。
壁や屋根の断熱材の熱抵抗値はどのくらいでしょうか?との質問をしてみてください。
真面目に暖かい住宅を建築されているところであれば、必ず数値を答えてくれると思うので
参考になさってください。
最低限の屋根4.6 壁2.2以上の数値であれば、基準以上断熱性を確保した住宅になります。
※北杜市近郊4地域の場合
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