無添加住宅

身体に良くないものは使わない

どうして炭化コルク?

日本の住宅に使用されている断熱材は、ロックウール、グラスウール、ウレタンフォーム等が一般的です。

このうちロックウールとグラスウールは、石の綿とガラスの綿という意味で、ガラスや石材を高温で溶かし細かい針の集合体のようなものにして使われています。

材料は天然素材ですが、細かい針が飛散すると健康に良くないことは周知の事実です。

ウレタンフォームは、燃やすと有害物質を放出します。

無添加住宅では、天然素材の「炭化コルク」を利用します。

ポルトガルで生産され、ワインのコルク栓を作成した残りを炭にしたもので、炭化する際に木材の樹脂が出てきて大きな塊となり、それをスライスしたものが炭化コルクです。

いわば炭ですから、空気の浄化、調湿などのプラス効果も絶大です。

炭化コルクの特徴

断熱性能

1立方メートルあたり4000万個の空気を内包した微細な細胞から構成されているコルクは、優れた断熱性能(0.038W/m・k)(高性能グラスウールと同等)を持っております。また、宇宙飛行士の安全確保からスペースシャトルの断熱材としても使用されています。

防音性能

炭化コルクには優れた防音性と吸音性があります。(1,000~2,000ヘルツの音を吸音)。また、衝撃吸収性により、音の振動を遮ります。これにより、従来の高断熱・高気密住宅の「音が響く」という弱点を解消します。

調湿性能

炭化することでコルクの気泡部分が開き、空気中の水分を吸収したり吐き出したりする性質を持つようになります。乾燥した冬、ジメジメした夏、この炭化コルクが湿気をコントロールします。

防虫性能

コルク樫の木は、虫から身を守るために忌避成分のあるスベリンという物質があり、虫やダニを寄せつけない住環境を作ります。

耐腐食性能

その名の通り炭化したコルクは、通気性、防虫性があり栄養分も無いので長く腐らず、その形状と弾力性を保ち、断熱性能を長期に渡り維持します。

 

無添加住宅で使われる素材