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甲斐駒ケ岳からのひとこと

 

 

 

〜面積を増やす前に「動線」と「モノの住所」を整える。後悔しない間取りの極意〜


「今の家が狭いから片付かないんだ。
新築して大きな納戸やウォークインクローゼットを作れば、
きっとモデルハウスみたいにスッキリ暮らせるはず……」

もし今、あなたがそう考えて間取り図を眺めているとしたら、
少しだけ立ち止まってください。

実は、整理収納の世界には残酷な法則があります。

それは、、、

「収納スペースを広げれば広げるほど、持ち物もそれに合わせて増えていく」

ということです。

今回は、整理収納アドバイザー、住まい方アドバイザーの視点を取り入れた間取りを考えている弊社のスタッフが、

広い家を建てたはずなのに「なぜかまた散らかる」という悲劇を防ぐための、本当の設計術についてお話しします。


☝️1. 広いだけの収納は「ブラックホール」になる

新築の打ち合わせで「とにかく収納を多く!」と要望し、
3畳、4畳といった大きな納戸を作るケースは多いです。

しかし、これが落とし穴です。

〜奥行きがありすぎる棚の弊害〜

奥行きが深い収納は、手前に物を置くと奥の物を取り出すのが困難になります。
また、年数が経つうちに、奥にしまったモノの存在さえ忘れてしまいます。

多くの家づくりやリフォーム、片付け現場に携わってきた私は、
その奥底で何年も眠っている「忘れ去られた大量のモノたち」
を何度も目にしてきました。

整理収納アドバイザー、住まい方アドバイザーとしての教訓は、

「収納は量(面積)ではなく、管理できるかどうか(奥行きと可視化)」

です。

私は、3畳の納戸を作るよりも、使う場所のすぐ隣に
「奥行き30から40センチの浅い棚」
を配置することを推奨しています。

この30から40センチという数値には根拠があり、
ただ当てずっぽうで述べている訳ではありません。
様々なモノを調査した結果の寸法です。

奥行きを制することで、出し入れしやすい収納が出来上がります。

パッと見てパッと取れる、数秒で片付く散らからない収納が実現します。

この「管理のしやすさ」が、リバウンドを防ぐ武器になります。


☝️2. 「汚部屋」の原因は、広さではなく「モノの住所」の欠如

私が過去に片付けの相談を受けたケースでも、
広い家に住んでいるのに部屋が荒れている、という例は少なくありません。

その原因のほとんどは、広さ不足ではなく
「物の住所が決まっていないこと、物量の多さ」にあります。

〜数秒で戻せる「指定席」の設計〜

ハサミ、爪切り、郵便物、鞄……。

これらのモノが、リビングのテーブルに出しっぱなしになるのは、
戻すべき場所が「遠い」か「決まっていない」からです。

私たちは、設計段階でお施主様の持ち物を「持ち物リスト」を用いて、
サイズから使用頻度まで、徹底的にヒアリングします。

「この棚は、ご主人の通勤鞄専用です」

「ここにはスマホの充電器と、毎日の郵便物の仮置き場を作ります

家の中に、すべての物の「住所(指定席)」を細かく設定する。

家を広くすることよりも、
この「住所録」を完璧に作り上げることの方が、
片付けにおいては遥かに重要です。

その分、建築コストの削減にもつながります。


☝️3. 無添加素材が教えてくれる「物の適正量」

私たちが大切にしている漆喰の壁や無垢の床。

これらの自然素材は、不思議と
「物を持ちすぎない暮らし」を促してくれます。

〜空間の質が、持ち物の質を変える〜

化学物質を一切出さない、澄んだ空気の家。

住み始めると、不思議と
「本当に大切にしたい物」
だけを側に置きたくなるものです。

「この美しい漆喰の壁を、物で塞ぎたくない」

「無垢の木の香りや肌触りを楽しみたいから、
床に物を置くのをやめよう」

素材が持つ本物の質感は、住む人の美意識を呼び覚まします。

整理収納アドバイザー、住まい方アドバイザーの知恵は、単にモノを捨てることではなく、

「素材を活かすために、自分にとっての適正量を知る」

ためのガイドラインになります。


☝️4. 完成した後の「暮らしの余白」も大切にしています。

「今はここにお子様のランドセルラックを置く予定だけど、
将来的に他のモノの収納として使えるように」

家は完成がゴールではなく、
住み始めてから「整えていく」ものです。
人生の節目ごとに収納するモノも変化していきます。

フレキシブルな収納(後からでも変えられる収納)にしておけば、
その時々の暮らしに合わせて収納を最適化していけます。


☝️5. 結論:「広さ」への投資を「質」への投資へ

「広くなれば片付く」という幻想を捨てたとき、
家づくりはもっと自由になります。

コンパクトでも、すべての物に住所があり、
家事動線が洗練された家は、
広いだけの家よりも遥かに豊かで、
心安らぐ場所になります。

汚部屋出身だった私だからこそ、断言できます。

〜片付けは、才能ではなく「仕組みづくり」〜

整理収納アドバイザー、住まい方アドバイザーの視点と、
建築士、現場監督、大工の確かな技術。

その両方を詰め込んだ無添加住宅ShozenDesignの設計で、
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