日本の住宅耐用年数は26年と言われています。
海外の住宅耐用年数はイギリス141年、アメリカ103年、フランス86年、ドイツ79年です。
戦後に慌てて家を作っただけでなく、手頃な価格で多量に住宅を供給するためには、耐久性などを
犠牲にし、30年で建て替えるという発想は住むなら新築という発想が生まれ、
現在の空き家問題に発展しています。
さて、耐久性がない住宅は何か。
それは、合板を使用し、断熱材グラスウールを使用し、
内部に防湿層(ベーパーバリア)をもうけていない、通気工法の住宅だと自分は感じています。
断熱材防湿フィルム付グラスウール仕様で外壁構造用合板は、内部結露でビショビショです。
合板は湿気を通しにくいので、壁内に入った湿気は外部に抜けません。しかも高気密なので。。。
その場合には湿気を通しやすい面材を使用すべきです。なんでも合板は如何なものかと感じます。
無添加住宅の基本は、昔ながらの家づくり。
昔の家は、隙間が多く、低気密、低断熱、また柱、外壁下地、野地板はすべて無垢材です。
もちろん内部結露などは無く、漏水し、壁の中が濡れても、風が通るので乾いてしまいます。
ここなんです!!!
無添加住宅は内部結露はしません。
仮に、水が壁内に入ったとしても
〇構造が無垢材
〇内壁、外壁漆喰仕上げ
〇断熱材がウッドファイバー
〇外壁炭化コルクでの仕様は、湿気が通るので、内部が乾いてしまいます。
合板の住宅は、防水をしっかりして、水が入らないような仕組みを考えていますが、
(防水の決まりがあります)今の建築業界に内部結露を防ぐ、決まりがありません。
日本の耐用年数を短くしているのは、恐らく内部結露です。
2020年問題で、この辺りは変わっていくと感じていますが、
まだまだどのように国が変化していくか分かりません。
弊社では、年内に無添加住宅でZEH(仕様確定済み)、HEAT20G2仕様を確立させる予定です。
その後、面材を用いた耐震を強化した無添加住宅仕様を打ち出します。
最後に、メンテナンス費用を余りかけずに、100年持つ住宅は、
無添加住宅にあるとつくづく感じてしまいます。
そして、この地域で、【より良い家づくり】がどうあるべきか、模索する事に、有意義を感じます。
(写真は、昔ながらの漆喰仕上げの家)