Blog

甲斐駒ケ岳からのひとこと

北杜市内は標高600m~1300mです。

標高差があっても、国で凍結震度の深さを指定しておりません。

設計士さんの判断で凍結震度を決められることが多いですが、

ここ北杜市は45㎝から100㎝ぐらいになります。

これに、その地域の傾斜が加わってきますので、しっかりとした計画が必要になっていきます。

見晴らしが良いけど、敷地の傾斜がきつい地域もあるので、土地選びの際には注意が必要です。

 

 20190422 4

 この写真は盛り土の後、地盤改良をして、配筋工事を行ったものです。

コンクリートが見えているところが凍結震度の起点となる部分です。

そこから45㎝以上土を被せなくてはいけません。

 

 

20190422 2

コンクリート打設後、養生期間を置き、型枠をばらした状態です。

 

 

20190422 3

基礎の建物回りを埋め戻しにした後の、敷地養生風景です。

上部の写真と比較して見比べてみてください。

 

 

【敷地選びのポイント】

敷地状況が北側からの南傾斜の場合に、

北側を切土するか、南側を盛り土にするか、

柔軟に考え、

石積等で土留めが必要になってくることが経験上多いです。

進入路のからのアプローチもあるので、

土地選びの際には高低差がどのくらいあるかも重要なチェック項目になります。

そして、

基礎四方の高低差と、

地盤の地耐力の深さとの関係で、

最終的な基礎の構造が成り立って来ます。

ですので、

地盤調査を先行することはかなり重要なことになります。